使いやすくなったスティックタイプの掃除機が売れている

スティックタイプのコードレス掃除機は小さくてコンセントを使わずにバッテリーで動作するので、ちょっとした掃除の時やコンセントから遠い場所、コンセントがない場所などで使う時に便利です。例えば階段の掃除は断然コードレスのスティックタイプ掃除機が便利です。
便利な一方で、デメリット・欠点もあります。それは吸引力。バッテリーで動くためどうしてもモーターを動かす力が弱くなり、コンセントにさして使う掃除機と比べるとメインとして使えない印象があります。
しかし、最近はコードレスのスティックタイプ掃除機だけという方が少なくないそうです。なぜかというと、吸引力が改善されたからです。

コードレス掃除機の吸引力が向上した要因の一つはご存知のダイソン。コードレス掃除機にサイクロンタイプを採用することで、モーターの力が多少落ちても吸引力が高く、メインとして使える力がつきました。
もう一つはバッテリーの改善です。これまで使われていなかったリチウムイオンバッテリーを採用することで、大容量でモーターも大きなものを使うことが出来るようになりました。バッテリーの改善は吸引力だけでなく使用時間も向上しました。モデルによりますが最大で60分程度使う事ができるので、コードレス掃除機1台で家中を掃除するのに十分な能力があります。
このようにサイクロン掃除機とバッテリー改善によりスティックタイプの掃除機はメインの掃除機として使えるようになり、軽くてコンパクトで使いやすいというメリットとあわせて注目されるようになりました。

売れているのはダイソンのサイクロンタイプとマキタ

スティックタイプ掃除機で売れているものはサイクロン掃除機の元祖であるダイソンと電動工具メーカーで知られるマキタです。

サイクロンタイプの吸引力で見直された

サイクロンタイプの掃除機はダイソン以外にも出てきたのですが、吸引力はやはりダイソンに軍配があがるため国内メーカーのサイクロン掃除機と比べると1万円から3万円程度高価ですが、それでもダイソンの人気は高く売れています。

これまでの充電式スティックタイプの掃除機の不満点は吸引力、しっかりとゴミを吸わないことでした。しかしダイソンで有名になったサイクロンタイプが出来たことで、スティックタイプでも十分な吸引力が出るようになったため、手軽に使えるスティックタイプのメリットが注目され、ヒットとなったようです。
ダイソン以外では国内メーカーもサイクロンタイプのスティック掃除機を販売しています。いずれもダイソンと比べると吸引力は劣りますが、ヘッドの動かしやすさなどの操作性は国内メーカーの方が使いやすくなっています。

安くて丈夫で売れているマキタの掃除機

マキタはあまり馴染みのないメーカーかもしれませんが、家電メーカーではなく工具メーカーです。電動工具を使われる方には有名なメーカーです。電動工具メーカーの掃除機もなぜか人気があり売れています。
電動工具メーカーですので、元々使われるのは現場でした。内装工事や電気工事が終わった後、帰る前に掃除機で綺麗にするところを見た事があるかもしれません。現場で使うものなので丈夫でコンパクトで使いやすいものになっています。ちなみに、新幹線の車内清掃に使われる掃除機もマキタ製だそうです。
注目されたのは丈夫で使いやすいというだけでなく、安いという点も大きく影響したでしょう。サイクロンタイプは10万円から8万円程度が中心ですが、マキタは最上位モデルでも5万円しません。安いものでは1万円前後からあります。吸引力ではダイソンにかなわないかもしれませんが、カーペットではなくフローリングや畳なら十分に綺麗になります。

ダイソンなら吸引力で選ぶ

ダイソンは安いV6というモデルなら3万円台から選べます。その上のモデルのV8になると6万円から10万円ほどで一気に高くなりますが、ダイソンの魅力はその吸引力ですので、安いモデルはあまりおすすめではありません。どうせなら吸引力がしっかりしている、メインの掃除機としても使えるV8がおすすめです。

マキタなら安くて軽量

スティックタイプの掃除機のメリットは使いやすさです。コードレスはもちろん軽くてコンパクトでどこでも使えるし、掃除機を出す煩わしさが少ないので掃除が捗ります。
マキタのCL105D
はそんな使い方にピッタリです。